ご挨拶

― 旅の楽しみ ―

東京近郊ミニ散歩教室講師  河合 美津江

 信州須坂のひな飾りを見るために、早春の長野電鉄に乗っていた時のことでした。途中の駅から、ボックスシートの隣席に年配の女性が座りました。その方は、アメリカ在住40年になること、今回は姉のお見舞いに湯田中まで行く、ということを私に話してくれました。私も、娘家族に会いに米国に旅行することがあることを伝えたりするなどして、話に花が咲きました。その話の中で、女性は日本にあってアメリカにないものを2つ教えてくれました。1つ目は温泉があること、2つ目は、春夏秋冬の四季があること、ということでした。それを聞いたとき、私は日本に住んでいて本当に良かったと思いました。

 今から30年ほど前になりますが、教育視察でフィンランドの学校を訪問する機会がありました。小学校では、3年生になると国語に加え、第二外国語(英語)も学ぶ、ということに驚きました。中学校に訪問した折には、中学生がマンツーマンで校内を案内してくれました。私が片言の英語で尋ねたときでも、中学生は流暢な英語で自信を持って答えてくれました。語学の学習に反復練習は大切なことのひとつですが、それに加えて、ボディアクションも欠かせないということも体験しました。中学生に「キートス」(ありがとう)と言い、握手をして別れました。

 来年のオリンピックまでにもっと英会話を学習し、少しでも来訪者のおもてなしができたら、と思う今日この頃です。

 日々の生活の中で、私たちは様々な人と出会います。人との出逢いで、自分の知らない自分自身を発見することもあります。海外の旅でも、国内の旅でも、私たちのミニ散歩でも、未知への興味や関心を持って出かければ、また新しい発見があるはずです。54名のミニ散歩教室の学生さんたちと今度はどんな経験(体験)ができるか、毎回楽しみにしています。

 「旅」ってほんとうに楽しいことですね。

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