俳   句

四季の移り変わりの中で。五感を捉えるある一瞬を
俳句に触れて思い出してみませんか。季節を感じる
心が、日々の生活に彩りを添えてくれます。

平成30年度授業予定
講師 田中 京
会 場 生涯学習センター
第一会議室
曜日 木曜日
時間 午後   
〈2・4〉週 授業日
H30/4月 26  
5月 24  
6月 14 25
7月 12 26
8月 30  
9月 27  
10月 11 18
11月 8 22
12月 13 20
H31/1月 10 24
2月 14 21
3月 14  
   
 

平成28年度俳句教室について

 平成28年度の俳句教室は21人の参加で1年間、毎回楽しく良い雰囲気で、名残惜しいような思いのうちに終わりました。3月2日に、最後の吟行会として向島百花園を訪れました。その次の9日のクラスでは、吟行会の際の句を中心とした句会となりました。

 一人1句ずつここにご紹介します。

雪割草みな嬉々として覗く中 千里
梅の園おもひのままに咲き初めし 美津江
晩年も尽きぬ夢あり蕗の薹 麗子
下萌や谷中蛇道迷ひ道 スミ子
せせらぎの音にふくらむ猫柳 幸子
麗らかやバギーで男児すやすやと ヒロ
春ですよ土筆にょっきり背伸びする 霜月
華やぎて草上の宴蕗のとう
水ぎはに角ぐむ葦はや天目指し
芭蕉花高きに有りて春を呼ぶ 知恵子
蝋梅の空洞拡がるも花は咲く
窓の灯と沈丁の香に迎えらる まさよ
紅の花デザートの如名残り雪 かづ
芭蕉花すっくと立ちて見下ろしぬ 芽衣
啓蟄の田畑や庭の土掘られ 藤子
春の水木琴窟にリズムあり
啓蟄や命の息吹園に満ち 朋子
お帰りと遠き日母の花菜漬 源一
子の喚声頭飛び出すつくしんぼ とう子
夜来の雨ものの芽すべて立つ気配 恵美子
四方竹従へ咲ふ紅椿 恭子
ものの芽のむずむず大地擡げをり
      

平成29年4月 (田中 京)


 

吟行記

俳句教室 熊崎知恵子

 今回の俳句教室の吟行地は、小石川後楽園でした。六月十日午前十時に集合して、都心にこの様な場所が残されていることに驚きつつ入園しました。

 園内は、山、川、谷、池などのある回遊式庭園になっており、木々が鬱蒼として昼なお暗く、石畳を登ると、時代を逆戻りした別世界にいる様な心地がしました。古を偲びながら暫し想像力を働かせ歩を進めると、池には水連が咲き、アメンボや蜻蛉、そして亀の甲羅干しと様々な生物が見られ、時間が止まった様な長閑な時を刻んでいました。また、花々には蝶、木々には鳥と豊かな自然に感動しました。菖蒲池では花菖蒲が満開で、昨日生まれたばかりというカルガモの子七羽が、親の後を追って動き回る様子がとても可愛らしく、絵になるような光景で、間近に見ることが出来て楽しかったです。

 初夏の日差しの中、この様な世界に足を踏み入れることができて、さてどのような句を作ろうか、どのように作れるのかとわくわくしながら、色々な思いを持ち帰りました。

 帰りには、近くの中華料理店で、親睦を兼ねて安くて美味しいランチを共にしました。また秋にも吟行会が予定されているので、どのような所へ行けるのか楽しみです。

 ここに吟行句をご紹介します。

 
平成28年2月


 

 俳句教室は現在生徒数18名です。勉強は月2回、毎回2句を作って持ち寄り、俳句会をします。句会では、お互いに選をして発表し、中でも一番良いと思った句を特選として、その句のどこが良かったかについて話します。その後、講師が並選、特選を発表し、選評します。他に1年に2回、6月と11月に吟行会をします。平成25年は、上野公園と新宿御苑を吟行しました。今年は、向島百花園に行きました。

 あいにくの雨にもかかわらず、大勢の方が参加。傘を片手に園内の花や木を見て回り、庭師の方の説明に聞き入りました。雨天のせいか、庭師の方も時間をたっぷりかけて、丁寧に説明して下さいました。この講座で俳句を初めて作ったという人も少なくない中で、吟行して俳句を作るという体験は、季語の現場でどのように見たもの、感じた事を5・7・5の詩形に表現するかという試みの、良い勉強になったことと思います。

 昨年の句会から一人1句ずつここにご紹介します。

実南天千両万両京の寺        京
タンポポの命をつなぐ星綿毛     國子
菊人形造りの技に見とれをり     信
あるがまま過ごす余生や芹の花    幸子
秋風や天使の遊ぶ天井画       純子
手の平に風船葛昼の月        悦子
秋暑し檻のライオン吼えてをり    佳子
雪が抱く合掌作り仄かなり      勝子
亡き母は花野を渡る風になり     芽衣


〒116-0002 東京都荒川区荒川3-49-1
事務局:荒川区立生涯学習センター・教育センター内
 TEL. 03-3801-5740 ・FAX 03-3801-5691
Copyright (C) 2006, Arakawa-Silver University All Rights Reserved